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メトロガイド世界のまつり>世界のまつり vol.8 —ポーランド/復活祭


世界のまつり Vol.8
ポーランド

復活祭
ポーランドでは、復活祭はクリスマスに並ぶ2大行事のひとつで、今年は4月12日日曜日になります。なかでも一番華やかなのはシュロの主日(パーム サンデー)。キリストが十字架にかけられる前にエルサレムに来たときに、人々が道にシュロの葉を敷いて救世主を歓迎したことに由来します。現在、このシュロの主日に使われるのはシュロの葉とは形がちがうものです。セイヨウツゲやドライフラワー、柳の小枝などのブーケを利用するのが一般的。地方によっては、高さ数メートルにもなる草を束ねて、色とりどりのリボンとドライフラワーや造花などで飾ったシュロの飾りを作る習慣があり、とても見事です。教会で祝福を受けた「シュロ」には、病気を防ぐ力が備わるとかつては信じられています。そこで、礼拝が終わると、参列者はそれぞれにシュロの飾りでお互いを触れて、健康や富、豊作などを祈るのです。
復活祭といえば、ポーランドの南、クラクフの近くにあるカルヴァリア・ゼブジドフスカ(世界遺産)の受難劇は忘れられません。町全体がキリストのエルサレム入場からゴルゴタの丘の磔刑までを再現した巡礼路となっているカルヴァリア・ゼブジドフスカの復活祭はひと際にぎやかです。

復活祭の前日は聖土曜日と呼ばれ、どの家でも食物を入れた小さなかごを用意して、教会で祝福をしてもらいます。その起源は14世紀にさかのぼると言われています。
このかごの中には7種類の食物が入っているのが伝統で、パンは、キリストの聖体と幸運、卵は再生と生命の勝利、塩は生命をもたらすものなどそれぞれに象徴するものがあるのです。こうして祝福を受けた食べ物が、復活祭の朝、真っ白いテーブルクロスの上に並ぶのです。和やかな雰囲気の中で、家族全員がハムやソーセージ、パテ、ルラード、ロースト ポーク、各種の鶏肉料理、卵、ケーキなどが豪華に並んだ食卓を囲みます。

復活祭翌日の月曜日は、スミグス・ディングス。この日は、水のかけあいをする日です。ほとんどがほんの形だけなのですが、この機会に便乗するいたずらっ子も登場しますからご用心を。豊作を願って大地や牛にも水をかける地域もあるこの行事。その起源は、一説によれば豊穣をもたらす清めの儀式だったとも言われます。スミグス・ディングスの日は、レインコートでも着て出かけたほうがいいかもしれません。


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世界の祭りアーカイブス
vol.7

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