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メトロガイド>サヘル・ローズのコトダマ日詩 vol.33


サヘル・ローズのコトダマ日詩

もう、1ヶ月を終えてしまった。


2017年はもう走り出していますね、
つねにリレーのアンカーのように全力疾走の日々。


どの世界を見渡しても、
荒々しいスタートをきっている。
息切れをしないのか?
最後までいまの体力でいられるのか。


とても不安と未知なる領域の狭間を走っている。


舞台を終えました。
『お越しくださった方々、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。』


『時代はサーカスの象にのって』


寺山修司先生の作品。


私は寺山さんの紡ぐ言葉が好きです。
好きというより、
生々しく偽りのない感情の剥き出しが痺れさせられる。


そう、言葉が素っ裸であり、
自分の考えや時代を見据えたコトバの数々。
いつ読んでも
いつ聞いても
色褪せないコトバの湧き井戸が寺山修司の世界。


今回は偶然にもアメリカ新大統領の就任時期と重なり、
劇中の台詞に、


『コカコーラの瓶の中のトカゲ』


コカコーラはいわゆるアメリカ
トカゲが日本

1969年作のこの作品。
寺山修司さんはどのような思いで綴ったのだろう。


コカコーラの瓶を割って出てこれるのか?
日本は?


別にアメリカが嫌いとか、
苦手というわけではない。
正直、憧れるところがたくさんあります。


それは日本の若い世代が、
渡米をしたがるのと同じように。
中東の人々、
若い世代もアメリカへ夢を抱いてるのは事実。


国民同士の感情や他国への思いを
国はいつの間にかかき消してしまう。
そしていがみ合いや憎しみの種を植えつけてしまう。


とても悲しい。


これから 中東全体の立ち位置
そして 難民の方々の居場所


どれも他人事ではなく
どこかで繋がっているからこそ
ちゃんと現実を見ていかなきゃいけない。



ただ難しいのはいまの情勢、
このマイナスとみえている事柄を、
どうプラス転換出来るのか?


武器でも、暴言でも、差別でもなく
ここにある心の内なる 優しさ あたたかさが、
気づきや思いやりが一番の道標なのかもしれない。


染まってしまったら、
啀み合いになってしまい、
憎んでしまったら何も改善されない。


私は表現のなかで、
コトバの中で伝えていきたい。


ここに出来ることがあるはず。
残せることが必ずあるはず。


否定に引っ張られずに、
差し伸べる手を持ち合わせたい。



憎まない
許せる人でありたい。


そう、『ひと』として。



サヘル・ローズ ─Profile─
1985年、ペルシャ(イラン)生まれ。8歳の時に養母と共に来日。
育ててくれた母に恩返しをする為、将来オスカー像をとれる役者になるのが夢。
現在、「探検バクモン」(NHK総合) 進行役、「ノンストップ!」(フジテレビ)いいものプレミアムのコーナーなどに出演中。

最新情報はコチラ → http://excelling.co.jp/
サヘル Twitter → https://twitter.com/21Sahel

世界遺産を訪ねる旅 —ポーランド—
 


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