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メトロガイド>サヘル・ローズのコトダマ日詩 vol.46


サヘル・ローズのコトダマ日詩

「生きてさえいれば、誰かがみていてくれている」


そんな事を強く感じた。


呼吸がしずらい日々が続く。
ごめんなさい、嘘が書けない。


きっと皆さんはサヘル、


いつまでクヨクヨしているの?


と、この弱い心を奮い立たせようと、
喝を送ってくださる方々は多い。


なんと云えばいいのでしょうか?


思うようにクレヨンで描いた未来が
3D化していかない。
焦りはないけれど不安は焦る以上に、恐怖心を与える。


明日が不安。


これが本音です。
けれどみんな同じ不安はきっとある。
人は外見や笑顔でうつる写真やSNSで判断できない。
なぜなら私自身もそうですが、
基本的には無意識に外向けの自分がいる。


あっ、べつにネコをかぶっているとかではなくてね。


ただ純粋にまわりを心配させちゃいけない。
『頑張ろう』という言葉は苦手です。
なぜかといいますと、もう『人間は常に無意識でも 頑張っている』からです。


そう。この『頑張ろうスイッチ』が、
外では勝手に自動点灯してしまう。


省エネにもならないこのエネルギーがどんどん消費してしまう。
そして気がつくと自分自身が電力不足になる。


類は友を呼ぶ。
まったくそのとおりです。
私は繊細な友が多い。


自分で繊細ということは私は悪いとは思わないです。
繊細である事は財産であり、
大事な繊維です、私自身の一部です。



繊細な繊維。


これが、私と友。
彼等が与えてくれる大切な繊維を紡ぐのが私の役割。
わたしには明確な故郷はない。


けど、原点はあります。
忘れちゃいけない原点は孤児院。
日本では児童擁護施設といいます。


施設で生活をする何万人の子供たち。
家族の元へ帰れない理由は本当に様々。


高校を卒業したら施設をでていく彼等。
今何人かの施設育ちの仲間達がいます。


それぞれの人生を歩んでいる。
家族を作った仲間。
勉強をして施設職員になろうとする仲間。
行政にはいり日本の里親、
養子縁組の制度をより分かりやすく
パイプラインを築き上げようとする仲間。


そう、みんなここに発信している。
孤独を闇を知っている人は強くて繊細。
繊細なりにみえない弱者を気づき、
手を差し伸べようとはたらきかける。



うん。みんなちゃんと誰かをみている。
世の中をみているし、自分自身もみている。


見ているという事は、
私たちもみられている。


ひとは互いをみているから
お互いを見守れている。


生きるという事は、見られているという事。
見られている限り、ちゃんと生きなきゃね。



サヘル・ローズ ─Profile─
1985年、ペルシャ(イラン)生まれ。8歳の時に養母と共に来日。
育ててくれた母に恩返しをする為、将来オスカー像をとれる役者になるのが夢。
現在、「探検バクモン」(NHK総合) 進行役、「ノンストップ!」(フジテレビ)いいものプレミアムのコーナーなどに出演中。

最新情報はコチラ → http://excelling.co.jp/
サヘル Twitter → https://twitter.com/21Sahel

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