こんにちは。ひのです。
「公認会計士試験は働きながら合格するのは無理」とよく言われます。
確かに、公認会計士試験は膨大な勉強時間・広範囲の試験内容・高い難易度 など、多くのハードルがあるため、社会人にとっては厳しい挑戦になります。
しかし、実際には働きながら合格を果たした人も多く、正しい勉強法と時間管理を実践すれば合格は十分可能です。
本記事では、働きながら公認会計士試験に合格するための方法を詳しく解説し、効率的な学習法やおすすめの通信講座も紹介します。
「仕事と両立できるか不安…」という方も、この記事を読めば具体的な対策がわかるので、ぜひ参考にしてください。
結論から申し上げると、公認会計士は働きながらの合格は難しいと言われていますが、しっかりとコツを掴んで学習を進めれば合格は可能です。
・隙間時間を活用する
・モバイル学習を最大限に活用する
・毎日勉強を毛族する
・理解のある職場に勤務する
・通信講座を利用する
ぜひ本記事を参考にして、働きながら公認会計士の合格を目指してください。
働きながら公認会計士試験を突破するには、通信講座の受講が一番の近道です。当サイトがおすすめしたい公認会計士の通信講座は、下記の3つです。
ぜひ、受講を検討いただき、働きながら公認会計士試験の合格を目指しましょう。
それでは、解説していきます。
この記事の筆者の信頼性

僕はひのと申します。
令和元年(2019年)に3度目の受験で社労士試験に合格しました。
2年半の社労士試験勉強(2度の通信講座受講経験)を通じて得た経験や反省を踏まえて、同じ士業資格である公認会計士について、レビューさせていただきます。
公認会計士試験は働きながら無理と言われる理由とは?

公認会計士は、さまざまな理由から働きながらの合格は難しいと言われています。
はじめに、なぜ働きながらは無理と言われているのか解説します。
1つずつ見ていきましょう。
公認会計士は膨大な勉強時間が必要
公認会計士試験に合格するためには、最低でも3,000時間以上の勉強時間 が必要だと言われています。
大学生や専業受験生であれば1日8時間以上の勉強時間を確保することも可能ですが、フルタイムで働く社会人にとっては、それだけの時間を捻出するのは非常に困難です。
例えば、1日に2時間勉強するとしても、3,000時間を達成するには約4年以上かかる計算になります。
さらに、仕事の繁忙期や急な残業があると、継続的に勉強時間を確保することも難しいとさらに年数がかかることも。
そのため、社会人が公認会計士試験に挑戦する際には、限られた時間でいかに効率よく学習できるかが重要になります。
効果的な学習計画を立て、無駄な時間を排除する工夫が必要不可欠です。
試験範囲が広く難易度が高い
公認会計士試験の範囲は非常に広く、多くの専門的な知識が求められます。
公認会計士の試験範囲を見てみましょう。
【公認会計士の試験科目】
①短答式試験
・財務会計論
・管理会計論
・監査論
・企業法
②論文式試験
・会計学
・監査論
・租税法
・企業法選択科目(経営学、経済学、民法、統計学のうち、受験者があらかじめ選択する1科目)
上記のとおり、試験科目が多いため、各分野をバランスよく学ぶ必要があり、勉強時間の配分にも工夫が求められます。
また、単に知識を詰め込むだけでなく、論理的思考力や計算スピードも問われるため、理解を深めながら学習を進めなければなりません。
さらに、試験制度も厳しく、短答式試験を突破しなければ論文式試験に進めないなどのハードルがあります。
試験範囲の広さと高度な内容により、社会人が働きながら合格を目指すのは容易ではないと言えるでしょう。
公認会計士試験は仕事との両立が難しい
社会人が公認会計士試験に挑戦する上で最大の課題は、仕事と勉強の両立です。
公認会計士試験は、学習スケジュールを計画的に進める必要がありますが、仕事のスケジュールが不規則な場合、計画通りに勉強を進めることが難しくなります。
とくに、残業が多い職場や出張が多い仕事に就いている人は、平日にまとまった勉強時間を確保することが困難ですよね。。。
疲れた状態で机に向かっても、集中力が続かず、効率が低下することもあります。
また、休日を勉強に充てる必要があるため、プライベートの時間が削られ、ストレスが溜まりやすい という問題もあります。
働きながら公認会計士試験を受験するためには、仕事との両立は大きな壁と言えるでしょう。
公認会計士は精神的・体力的負担が大きい
公認会計士試験の勉強を続けることは、精神的にも体力的にも大きな負担となります。
公認会計士試験は一発合格が難しく、複数年にわたって挑戦するケースが多い です。そのため、長期間モチベーションを維持しなければならず、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
周囲に受験仲間がいない場合、孤独を感じやすくなることも精神的な負担になります。
また、社会人は、仕事のストレス・疲労・睡眠不足 などが積み重なり、勉強に集中できなくなることもあるでしょう。
さらに、働きながらの受験は、プライベートの時間を削る必要があるため、家族や友人との関係にも影響が出る可能性もあります。
試験勉強と仕事の両立を成功させるためには、体調管理をしっかり行い、適度に息抜きをすることも大切です。
計画が崩れる場合がある
働きながら公認会計士試験を目指す場合、学習計画の崩壊は避けられない課題の1つです。
多くの社会人受験生が、当初のスケジュール通りに勉強を進められず、挫折してしまいます。
主な原因として、以下のものがあげられます。
とくに、試験直前期に仕事が忙しくなり、十分な勉強時間が確保できないと、合格への道が遠のいてしまいます。
また、計画通りに進められないと、焦りやストレスが溜まり、モチベーションが低下してしまうことも問題です。
最悪の場合、「もう間に合わない」と感じて受験を諦めてしまうケースも。。。
計画が崩れるのを防ぐためには、無理のない学習スケジュールを組み、柔軟に修正できる余裕を持つことが重要です。
週単位で計画を立て、仕事のスケジュールに応じて調整するなどの工夫をするようにしましょう。
働きながらでも公認会計士に合格する方法

ここまで、公認会計士の合格が働きながらでは難しい理由を解説しました。
難しいと言われる理由を見てみると、働きながらの合格はできないのでは……と思われる方も多いかもしれませんが、社会人として働きながら合格している人も多くいます。
そこで、ここからは働きながら公認会計士に合格する方法を徹底解説。今回は、5つの方法を紹介します。
1つずつ見ていきましょう。
スキマ時間を活用する
社会人が公認会計士試験に合格するためには、まとまった勉強時間を確保するのが難しいため、隙間時間を最大限に活用することが不可欠です。
1日の中には、意識すれば意外と多くの隙間時間があります。以下の隙間時間を利用すれば、忙しい日々でも勉強時間を確保することが可能です。
とくに、通勤時間の有効活用がおすすめです。
電車やバスの中では、テキストを読む、音声講義を聞く、暗記カードを使うなどの学習ができます。
また、スマホのメモ機能を活用して、学んだ内容を振り返るのも有効な方法です。こうした小さな積み重ねが、働きながらの学習が合格への第一歩となるでしょう。
モバイル学習を最大限に活用する
スマートフォンやタブレットを活用したモバイル学習は、社会人受験生にとって強力な武器 になります。
多くの通信講座では、オンライン講義や電子教材を提供しており、通勤時間やちょっとした隙間時間でも学習を進めることが可能です。
例えば、CPA学院やクレアールなどの通信講座では、スマホやタブレットで視聴できる講義動画を提供しており、テキストを持ち歩かなくても学習できる 環境が整っています。
音声講義をダウンロードしておけば、通勤中や移動中にも学習ができますよ。
さらに、暗記アプリやオンライン問題集を活用することで、アウトプット学習を強化できます。
スマホ1台で学習できる環境を整えれば、働きながらでも効率よく勉強を進められるでしょう。
毎日勉強を継続する
公認会計士試験は、長期戦です。そのため、毎日少しずつでも勉強を継続することが、合格への鍵となります。
仕事が忙しいと、勉強の時間を確保するのが難しい日もあるかもしれません。しかし、1日30分でもいいので、勉強のリズムを崩さないことが大切です。
例えば、朝の出勤前に30分勉強する、昼休みに問題を解く、帰宅後に講義動画を視聴するなど、自分の生活リズムに合わせて勉強時間を確保しましょう。
また、毎日の学習を習慣化するために、「○○の時間になったら勉強する」と決めることも有効です。勉強の進捗を記録することで、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。
勉強アプリや手帳に学習時間を記録し、目標に向かって進んでいる実感を得ることが継続のポイントです。
理解のある職場に勤務する
働きながら公認会計士試験に合格するためには、職場の理解があるかどうかも重要なポイントです。
公認会計士試験は、試験直前期にまとまった勉強時間を確保することが必要になるため、フレックスタイム制やリモートワークの制度が整っている職場であれば、仕事と勉強を両立しやすくなります。
また、公認会計士を目指していることを上司や同僚に伝え、試験勉強に対する理解を得ることも大切です。
とくに、試験直前期には有給休暇を取得して勉強に集中したい場面もあるため、事前に職場と相談してスケジュールを調整するといいでしょう。
もし現在の職場が公認会計士の勉強に適していない場合、働きながら資格取得を支援してくれる企業への転職を検討するのも1つの方法です。
例えば、監査法人やコンサルティングファームでは、公認会計士試験を受験する社員を支援する制度があるため、働きながらでも試験勉強を続けやすくなります。
通信講座を利用する
働きながら公認会計士試験に合格するためには、通信講座の活用もおすすめです。
通信講座なら、通学する手間がなく、自分のペースで学習を進められるため、忙しい社会人でも無理なく勉強を継続できます。
社会人向けの学習プログラムが充実している通信講座であれば、効率的に学習できる環境が整っており、より効果的に勉強を進められるでしょう。
また、通信講座を利用することで、最新の試験傾向や重要ポイントを押さえた講義を受けられ、独学よりも短期間で効率的に合格を目指せるというメリットもあります。
社会人受験生にとって、通信講座は合格への大きな助けとなるでしょう。
当サイトがおすすめしたい公認会計士の通信講座は、下記の3つです。
【働きながら無理とは言わせない!】公認会計士試験におすすめの通信講座

ここまで働きながら公認会計士に合格する方法を解説してきました。
ここからは、最後に紹介した通信講座についておすすめのスクールを2つ紹介します。
・CPA学院
・クレアール
1つずつ見ていきましょう。
CPA学院
CPA会計学院は、公認会計士試験に特化した予備校で、高い合格実績を誇ります。
2024年度の公認会計士試験では973名の合格者を輩出し、全体合格者の60.7%を占めました。
CPA学院では、高画質・高音質のWeb動画講義を提供し、ライブ講義と同様の臨場感を味わえます。学習者は自分のペースで重要部分を繰り返し学んだり、不要な部分を倍速視聴したりと、効率的な学習が可能です。
通学・通信併用講座も用意されており、ライブ講義とWeb講義を組み合わせて、個々のライフスタイルに合わせた柔軟な学習方法を選択が可能です。
CPA会計学院は、質の高い講義と徹底した個別サポートを通じて、公認会計士試験合格を強力にバックアップしてくれると言えるでしょう。
CPA学院の口コミ
大学受験の頃からオンラインで講義を受講していましたが、CPAのWeb講義は本当に目の前で話をしてくれているかのように感じました。なかなか理解しづらい点は、こちらの考えが見透かされているかのように講義中に何度も説明され、ついて行くので必死になることは無かったです。また、時間がない時は、Web講義を倍速再生で視聴でき、学習時間を短縮できました。
引用:CPAのWeb講義は、本当に目の前で講義を受けているような臨場感を感じました
働きながらでも合格できる環境があると考え、CPAを選びました。私は、仕事・育児と両立しての合格を目指していたので、隙間時間で学習を進めることができる環境を重視しておりました。CPAでは、教材がPDFでダウンロードできたり、Web上で閲覧することができます。また、講義音声データのダウンロードや短答対策問題集のWeb利用など、デジタル学習コンテンツが非常に豊富でした。CPAの教材は昼休みや通勤時間といった隙間時間に利用することができたので、社会人学習者の悩みである勉強時間の確保に役立ちました。CPAの教材無くしては、短答式試験・論文式試験の一発合格はできなかったと感じます。
引用:CPAの教材は昼休みや通勤時間といった隙間時間に利用することができたので、社会人学習者の悩みである勉強時間の確保に役立ちました。
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クレアール
クレアールは、完全通信制で公認会計士の講座を開講している通信講座です。Web学習に最適化された30分程度の講義動画を中心とした「Web通信講座」を展開し、受講生は自分のペースで効率的に学習できます。
特徴的なのは、「非常識合格法」と「Vラーニングシステム」という独自の学習法を採用していることです。勉強範囲を「合格必要得点配点範囲」に徹底的に絞ることで、短期合格を目指す受講生をサポートしています。
また、クレアールは担任制度を導入。個別アドバイスを通じて受講生の不安解消に努め、日々実施される質問会など、手厚いサポート体制を整えています。
受講料は他社と比べてリーズナブルに設定されており、豊富な割引制度も用意されているため、金額面で通信講座を諦めていた方にもおすすめです。
働きながら公認会計士を目指す人に大変向いている通信講座と言えるでしょう。
クレアールの口コミ
非常識合格法により効率的に勉強できた点が一番の利点だったと思います。学習時間が限られている中で、私が合格をできたのは、効率的に学習したおかげだと思います。また、簿記の基礎にしっかり時間をかけるカリキュラムになっていたことにも非常に助けられてと感じています。5月短答から論文式試験まで時間がありませんでしたが、計算力が十分に身についていたことで、租税法などに時間を使うことができ、また、会計学自体も得点源にすることができました。
引用:公認会計士合格体験記「30代働きながらの挑戦」A.Hさん
一点目は自分のペースで学習ができた点です。クレアールは通信学習のみのため、良くも悪くも他の受験生を意識する機会が少ないと思います。学習環境が他の多くの受験生とは異なるであろう私にとっては、他の受験生を意識して焦ることなく、自分のペースでのびのびと学習を進められたことは非常に良かったと思います。
引用:公認会計士合格体験記「部活動・仕事と両立しながら合格」横山 舜さん
二点目は受講料がリーズナブルだった点です。私は当初の予定通り大学在学中に合格することは叶わず、講義の延長を申し込むこととなったのですが、その際もリーズナブルさに非常に助けられました。もし他校で受講していたなら、社会人になるタイミングで費用面のハードルを超えられずに諦めてしまっていたかもしれません。また、合格祝賀会において似た境遇の合格者の方々と知り合えたことも良かった点の一つかもしれません。
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公認会計士を勉強する社会人によくある質問

ここまで、公認会計士の合格を目指す社会人におすすめの通信講座を紹介しました。
ここからは、最後に公認会計士の合格を目指す社会人によくある質問に回答します。
1つずつ見ていきましょう。
公認会計士は独学での合格は難しいの?
結論から言うと、独学での合格は非常に難しいとされています。
公認会計士試験は、試験範囲が広く、専門性が高いため、独学では効率的な学習が難しいのが現実です。。。
また、短答式試験と論文式試験の両方に対応する必要があり、過去問の傾向分析や答案作成のスキルを独学で習得するのは容易ではありません。
そのため、通信講座やスクールを利用し、効率よく体系的に学ぶことが合格への近道となるでしょう。
働きながら受験するメリットとデメリットはなに?
働きながら公認会計士の試験を受験するメリットは以下のとおりです。
【メリット】
・収入を得ながら勉強できるため、学習費用や生活費の負担を心配する必要がない。
・経理や会計業務に携わる仕事であれば、学習内容と実務がリンクし、理解が深まる。
・現在の職場での昇進や転職の際に、公認会計士資格が大きな武器になる。
【デメリット】
・フルタイム勤務では1日の学習時間が限られ、専業受験生と比べてハンデがある。
・仕事と勉強の両立により、睡眠不足やストレスが溜まりやすい。
・働きながらだと、1日数時間の勉強しかできないため、合格までの年数がかかることが多い。
こうしたメリット・デメリットを踏まえ、自分に合った勉強スタイルを見つけて、合格を目指しましょう。
働きながら公認会計士になるには何年かかる?
働きながら公認会計士試験に合格するには、一般的に3年~5年程度の期間が必要とされています。これは、専業受験生が1~2年で合格を目指すのに比べて、やはり学習時間の確保が難しいためです。
公認会計士試験に合格するためには、3,000~4,000時間以上の勉強が必要と言われています。
例えば、社会人が1日3時間勉強できたとしても、3,000時間を達成するには約3年かかります。
実際には、仕事の繁忙期などで勉強時間が確保できない日もあるため、さらに長くかかることも珍しくありません。
働きながら合格したいと考えている方は、3年以上は考えておいた方がいいでしょう。
ただし、通信講座を活用したり、勉強時間を効率的に確保したりすることで、合格までの期間を短縮することも可能です。
自分のライフスタイルに合わせた勉強計画を立て、着実にステップを進めていくようにしましょう。
当サイトがおすすめしたい公認会計士の通信講座は、下記の3つです。
ぜひ、受講を検討してみてください。
まとめ
本記事では、公認会計士の試験について解説しました。
公認会計士試験は、働きながら挑戦するには厳しい試験ですが、計画的な学習と効率的な勉強法を取り入れることで合格は十分可能です。
・隙間時間を活用する
・モバイル学習を最大限に活用する
・毎日勉強を継続する
・理解のある職場に勤務する
・通信講座を利用する
しかし、やはり独学での合格は難しいため、効率的な学習環境を整えるためにも、通信講座の利用がおすすめです。
本日紹介した通信講座を参考に、ぜひ自分に合った通信講座を見つけてください。
自分に合った学習方法を見つけ、無理のないペースで進めながら、公認会計士合格を目指しましょう。